高山寺

予告通り、今回は高山寺を紹介します。

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高山寺がある場所は大きく見れば昨日と同じ高雄ですが、正確には栂尾といいます。「とがのお」と読み、神護寺のある高雄をさらに奥に行ったところです。

このお寺は、8世紀に光仁天皇が勅願で建立させたと言われています。その後神護寺に吸収されたりしながら、華厳宗明恵という僧が中興の祖として活動します。現在は真言宗系の単位寺院となっており、世界遺産にも登録されています。

 

以下に、高山寺の主な見どころを4つ挙げたいと思います。

1つ目は、鳥獣人物戯画です。これは墨で描かれた非常に有名な絵巻物で、兎や蛙などの動物が擬人化されています。その様式から、日本最古の漫画とも言われます。

2つ目は、石水院です。高山寺のなかで唯一鎌倉時代から伝わる建築物で、当時を偲ぶことのできる貴重な建物です。かつては経蔵として使われており、上の戯画もここで見ることができます。

3つ目は、茶園です。明恵は、栄西が宋から持ち帰った茶の種を買いここに植えたといいます。そのため日本最古の茶園として知られ、室町時代には”本茶”として最高級の評価を与えられていました。

そして最後は、もちろん紅葉です。落ち着いた雰囲気の中で、非常に趣がありました。ですが正直に言いますと、神護寺などに比べると迫力には欠けている気がしました。その原因としては、見頃には少し早かったこともあると思います。また奥まったところにあるため、やや鬱蒼としているせいかもしれません。そして何よりも、観賞エリアが限られていたためだと考えられます。というのも台風21号の被害を受けて、境内の大部分は立ち入りができないままなんですね。ですので、拝観は石水院に限られていました。その点が少し残念ではありますが、それでも訪れる価値は確かにあると思いますよ。

 

高山寺の境内の紅葉状況は上述の通りですが、その前の道路沿いはさらに綺麗でした。高山寺から神護寺までは、途中西明寺を経て徒歩約20分です。ですので、紅葉ロードを散歩するのがおすすめです。ただしその道は幹線道路で、ガードレールもありません。大型トラックや観光バスもビュンビュン走っているので、紅葉に気を取られて車道にはみ出さないよう十分注意してください。

最後に、今回私が少し驚いたことを書いて終わりたいと思います。私が行ったときは日本人観光客と中国人らしき観光客が7:3くらいの割合でいました。そしてその大部分が年配の方です。ですがそのなかに、修学旅行で自由行動をしていると思しき女子高生集団がいたんですね。わざわざ高山寺までやって来るとは、とてもいいセンスをしているなあと感心しました。少し偉そうな感想ですが、私も彼女らに負けじとセンスの光る観光をしていきたいと思います。

 

<京都駅からの案内>

JRバス 高雄京北線 周山行 栂尾下車のち徒歩すぐ

   計55分/530円

<費用>

紅葉時のみ入山料300円

石水院は別途拝観料 大人500円

<賑わい度>

★★★★☆